束縛すると浮気に走る?

比較的軽いものであれば可愛いと思える嫉妬や束縛も、ひどいものになるととたんに煩わしく感じるようになります。男性にしろ女性にしろ、束縛が強すぎると自由を求めて別の人へ気持ちがいってしまい、結果として浮気につながることも少なくありません。

束縛する人にはいくつか特徴があります。まずは、自分に自信が無い人です。相手が自分のことを本当に好きなのか不安になるため束縛が強くなりがちです。自分と一緒にいない間に浮気しているのではないかと疑ってしまい、スマホを見せて欲しがったり、SNSをくまなく監視して矛盾があったら厳しく追及するなど行き過ぎた行動に出ることもあります。 また、独占欲の強い人も束縛が強くなります。自分のことだけを見ていてほしいという欲求が強く、異性に対してだけでなく、友人や仕事に対しても制限をかけたりします。

また、自身が浮気をしている等、自分に後ろめたいことがあると束縛が強くなるというパターンもあります。束縛をすることで相手には「この人が浮気をするわけない」と思わせるカムフラージュになりますし、自分もしているから相手もしているのではないかという気持ちに陥るのです。マメに連絡して愛情も相手の方が深いと思っていても、浮気を隠している結果かもしれません。

一度浮気をした場合も、その後の束縛が強くなることが多いです。結婚している場合、一度の浮気では離婚しないという選択をする人も多く、そのため浮気をされた側としては相手が二度と浮気をしないよう監視を強くするのは自然の流れといえます。しかし、あまりに厳しい束縛になると浮気した側もうんざりしてしまい、再び他の人に癒しを求めるという結果になります。束縛があまりに強く、深刻なプライバシーの侵害になったり、金銭的に制限をかける経済的DVを行うなどがあった場合は離婚事由になる場合があります。浮気された側として敏感になることは理解できますが行き過ぎた行動には注意が必要です。

束縛が強い場合は、スマホなどを勝手に見るという行為に及ぶ確立も高くなります。相手の些細な変化にも敏感ですから、浮気に気付くのも早いです。探偵に浮気査を依頼するまでもなく、相手を問い詰めたくなるかもしれませんが、そこを耐えてしっかりとした証拠を掴むことが必要です。後から相手の浮気が原因でやっぱり離婚したいとなっても、証拠がなければ慰謝料をもらえない場合もあるからです。

強い束縛はする側もされる側も精神的に辛い思いをします。束縛してしまう原因は何なのかを話し合うことが必要です。浮気したことで束縛が強くなった場合は解決することは容易ではありません。離婚しない選択をした場合は夫婦でカウンセリングを受けるなど、解決に向かっての努力が必要となります。