配偶者に浮気された!浮気の証拠を集めるべき理由

芸能人の不倫がニュースで取り沙汰されている今日この頃ですが、他人事として処理するわけにはいかないデータがあります。コンドームメーカーの相模ゴム工業株式会社が2018年に行った大規模な調査(20代~60代の男女14,100名)によると、「結婚相手/交際相手以外にセックスをする相手はいますか?」という問いに対して、男性の26.5%、女性の15.2%が「はい」と答えました。男性の4人に1人、女性の7人に1人が浮気または不倫をしていることになります。夫や妻に浮気された場合、ショックを受けてパニックになってしまうことでしょう。あれこれと悩むかもしれませんが、何よりもまず、浮気の証拠を集めることが大切です。

夫や妻の浮気の証拠を集めるべき理由は大きく分けて3つあります。1つ目は「離婚」と関係があります。配偶者の不倫が原因で離婚をしたいと思うかもしれませんが、相手の出方次第では折り合いが付かなくて裁判にまで発展することがあります。その際に決定的な浮気の証拠が離婚請求を認めてもらうために必要です。場合によっては浮気をしておきながら配偶者の方から離婚話を持ち掛けてくることもあります。裁判を有利に進められるかは、浮気の証拠を持っているか持っていないかに大きく左右されます。

2つ目の理由は、「慰謝料請求」と関係があります。浮気、つまり不貞行為は法律上「不法行為」になりますので、配偶者と浮気相手に慰謝料を請求することが可能です。慰謝料の相場は場合にもよりますが50万円~300万円にまでなります。浮気された瞬間に慰謝料の請求を考えることはないかもしれませんが、当然の権利として後になって慰謝料請求をすることにした場合に、浮気の証拠が不十分だと認められないことがあります。

3つ目の理由は「夫婦関係のやり直し」と関係があります。配偶者の浮気を許して夫婦関係をやり直したいと思っても、配偶者が事実を否定し続けて結局うやむやになってしまう場合があります。浮気の証拠を揃えておくと、配偶者は自分の過ちを認めざるを得なくなり、改心を促すことができます。

浮気の証拠を集めることは自分自身でも行うことができますが、裁判で認められやすいものと認められにくいものがあるので注意が必要です。浮気をされたというショックを引きずったまま証拠集めをしていると、感情的になって配偶者を問い詰めてしまい、結果として証拠を隠滅されてしまうことがあります。さらに、尾行の際に交通違反を犯したり、違法な証拠集めを行ってしまったりするリスクもあります。裁判で認められやすい決定的な証拠を集めたければ、信頼のできる探偵事務所に依頼することをおすすめします。