不倫の末の再婚

不倫相手と再婚する人は、不倫をしていた人のうち5%ほどと言われています。軽い気持ちで不倫をしている場合は不倫が発覚すれば関係も終了するでしょうし、妻や夫と別れて再婚したいと本気で思っていても実際に結婚となると難しいといったケースもあるでしょう。不倫の末の再婚とはどのようなものなのでしょうか。

まず不倫をしていたことから離婚するとき別れる相手に慰謝料を支払っている場合が多いため、経済的に厳しい状態から結婚生活がスタートすることになります。それまでの貯蓄額や慰謝料の金額にもよるでしょうが、余裕のある暮らしができる人は少ないでしょう。子どもがいた場合は毎月の養育費の支払いもありますので、更に厳しい状態になります。経済的に苦しい生活を送っていれば、いくら大恋愛の末の再婚だとしても、心が荒んでくるものです。経済的に余裕が無い中での再婚は破綻することが予想されます。

また、一度浮気をした人は繰り返すとよく言われますが、不倫の末再婚したが、今度は自分が浮気されたというケースも実に多いです。自分がしたことと同じことをされて初めて元妻や元夫の気持ちがわかるというわけです。浮気されるかもしれないという心配を常に持ちながらの結婚生活は、普通に結婚する場合とはやはりストレスが違ってくるでしょう。

逆にいうと、経済的に問題がなく、お互い子どもがいない、それまでに浮気の経験がない人たち同士の再婚は上手くいくといえるでしょう。困難を乗り越えて再婚したわけですから、絆も強くなっているはずです。

大阪の男性の再婚率は全国で30位と低くなっています。これは一度結婚したものの、もう結婚はこりごりと思った結果といえます。大阪の女性の方も32位と低くなっていますので、大阪では浮気が原因に限らず離婚した場合は再婚を考えない人が多いようです。

浮気は家庭を持つことで失ったドキドキを求めている人が多数ですから、不倫関係が終わって再婚してしまえば途端に冷めてしまう人は多いでしょう。不倫の末、結婚する人が5%という数字から見ても、本気で愛情を持って不倫相手と再婚する人は極わずかだということが伺えます。不倫をしている人が、不倫相手がいつか配偶者と別れて自分と結婚してくれると夢みていることがあっても、現実的ではないようです。高額な慰謝料や毎月の養育費を払い続けてでも結婚したい相手かどうかを冷静に考えた上で、更に浮気をされるんじゃないかとビクビクする生活になりそうな予感がするのであれば、きれいに関係を終わらせて自身が独身であれば新しい出会いを求める方が得策のようです。