親の浮気を知った子どもへの影響

大阪の離婚件数は全国3位です。離婚理由の一位は『性格の不一致』ですが、二位はやはり『浮気』です。父親、母親の浮気によって離婚することになった場合、子どもたちにはどんな影響があるのでしょうか。

やはり、一番は精神面への影響です。親への不信感はもちろん、自分自身の存在について悩んだり、自信を失うこともあります。異性に対して信用できなくなることもあり、後々交際や結婚する際に影響が出てくることもあります。また、成績が低下したり、喫煙率が増えるといったデータもあります。

父親、母親ともですが、子どもが浮気を察知したことがきっかけで発覚するパターンもあります。子どもの言動から妻や夫の浮気を知って探偵に調査を依頼し、そこで事実を知るというのは自分が気付いた場合よりもショックかもしれません。子どもに気付かせてしまい、子供に心の傷を負わせてしまったと思うでしょう。

父親と母親の浮気で比較すると、ショックが大きいのはどちらかという問いに対して圧倒的に母親と答える人が多いです。やはり子どもにとって母親は、女であってほしくない、貞淑であるべきという願望があるようです。父親よりも距離が近い分、裏切られたという想いが強くなるのは当然です。母親が自宅に浮気相手を連れ込み、浮気現場を目撃してしまうといった子どもが実際にいるのです。そもそも浮気は良くないことですが、最低限のルールというものはやはり存在します。子どもの精神面を考えて行動するべきです。

子どもが小さいうちは離婚理由が浮気だった場合でも、はっきりと言わない人の方が多いようです。子どもだから理解できないことも理由でしょうが、精神的に傷ついてしまうのではという心配からあえて言わないようです。特に思春期の子どもがいる場合は慎重になるでしょう。子どもの方としては、なぜ離婚するのかちゃんと説明して欲しいと思っている子の方が多いです。ただし、例えば父親の浮気が原因で離婚するとなったとしても、母親は子どもに父親の悪口ばかり言うのは良くありません。言いたくなる気持ちはわかりますが、子どもとしては聞きたくないものなのです。子どもは親が言った言葉をそのまま鵜呑みにしてしまいます。後々、子ども自身の精神に影響を及ぼすことが考えられますので伝え方には気をつけましょう。

子どもは大人が思っているよりもよく親を見ているものです。浮気は、発覚したその時だけではなく、子どもの将来にも影響を及ぼすものだと認識しましょう。