浮気とホルモンの関係

世の中には浮気をする人ばかりとは限りません。浮気をしない人も当然います。気持ちの問題だと思われるでしょうが、浮気にはホルモンが関係しているという説があります。

哺乳類の中で一夫一婦制であるのは3~5%といわれています。一夫一婦制と一夫多妻制の動物の違いが、オキシトシンとバソプレシンというホルモンの受容体の分布にあるという研究結果が出ています。

一夫一婦制をとっている動物は、オスもメスと一緒に子育てをします。敵が侵入してきたらこどもを守るために戦うこともしますが、一夫多妻制をとっている動物はメスと交尾したらそこにはとどまらず、他のメスを求めて去っていきます。当然子育てはしませんし、メスの方も子どもに授乳をしながら他のオスの子どもを妊娠しているというような状態です。実験的に、一夫多妻制をとっているネズミのオスにバソプレシンを一夫一婦制の動物と同じ場所に注入したところ、子どもの世話をするようになったといいます。

人の場合は、他の動物と違って脳が発達しているので、頭で考えて行動することができるため、単純にこれらの動物たちと比べることはできませんが、浮気する人間としない人間の違いとしてホルモンが関係していると考えてもおかしくないようです。

では浮気防止として、バソプレシンを増やすにはどうしたらよいのでしょうか。まずは運動です。運動によってバソプレシンが分泌されているといわれています。夫婦で運動をするというのもおすすめです。それから夫婦生活も大事になりますし、魅力的だなと感じることでも分泌されますので、外見を美しく保つなども重要な要素になります。

女性の場合はオキシトシンを増やすことです。オキシトシンは「幸せホルモン」とも呼ばれています。これもやはりスキンシップが大事です。日々の生活のちょっとした時に手をつないだり身体に触れ合うといった簡単なスキンシップで分泌されます。ありがとうなどと言葉がけをしたら尚良いです。

浮気をする人は繰り返すといいますが、本人の意思というよりもホルモンや遺伝子のせいといえるかもしれません。繰り返す浮気にうんざりしつつも離婚はできないという方もいるでしょう。その場合でも証拠はしっかり取っておくべきです。複数回浮気をしていれば、その分慰謝料も増えます。後々離婚したいとなっても証拠がなくては言い逃れられてしまいます。そうならないためにはプロの探偵に調査を依頼し、その都度しっかりと浮気の証拠をとっておきましょう。

浮気するきっかけは人それぞれですが、夫婦の仲が破綻していたら浮気に走る可能性も高くなるでしょう。日頃から夫婦でスキンシップをとることが一番の浮気防止になるといえます。