個人情報と探偵業

数年前に公布された「個人情報保護法」によって、おそらくみなさんの生活の中でも小さからぬ影響が出たものと思われます。さすがに現在ではそろそろ慣れたのではないかという気がしますが、しかし、やはり住所や電話番号、名前などの個人情報が書かれている紙面を目にすると、その扱いには少々気をつかうというのは間違いないでしょう。

個人情報保護法の大きな影響を受けているのが、「探偵業」です。探偵というと、多くの日本人のイメージとしては、極悪犯を頭脳で追い込んで捕まえるというのが先走ってしまいますが、実際にはそういう事件にたずさわるケースはまれであり、どちらかというと、個人が依頼する個人の調査がメインになります。

個人の調査というと、当然個人情報を入手しなければならないケースが多くなるわけですが、しかし、この「個人情報保護法」によって、これが思うにまかせない場合が増加してきてしまったというのが実際のところです。

事実、あまりにもムリなことをしてしまうと、個人情報保護法に抵触してしまうため、強引な調査は一切できないことになってしまいました。何らかの方法で個人情報を入手したとしても、それが明確になってしまったため、逮捕されてしまったという探偵さんも実際に存在しています。

では違法でない探偵の調査とは何でしょうか。

 

探偵業法により、探偵がしても良い調査とは『尾行、張り込み、聞き込み』です。 これらは、正当な権利があって調査されるのであれば個人情報保護法の違反にはなりません。

パートナーに浮気の疑いがあり、事実を調査するための尾行や張り込み、家出や失踪調査のための聞き込み等。 これらは依頼者が調査結果を違法な行為のために使用したりせず、法律行為の判断に必要な調査の場合は違反になりません。 最近ではSNSから情報収集することもあります。写真から情報を得たり、投稿に反応している相手を探ったりします。ただし、この場合は当然ながら公開アカウントのみであり、非公開のアカウントを調べることは出来ませんし、不正にログインすることは違法です。

また、守秘義務がありますので、調査によって収集された情報は第三者に漏らすようなことがあってはいけません。

探偵に調査を依頼する場合は、調査方法について良く確認することをお勧めいたします。